インプラント治療を理解し、納得してから治療を受けることが一番重要なポイントです。治療に対するメリットやデメリット、また治療自体がどのようなものであるかの説明を十分に受け、要望を伝えることも大切です。 ここでは、当院のインプラント治療の開始から完了までの過程をご紹介します。
治療を行う前に患者さまの状態を把握する為に問診・レントゲン写真等による診断を行います。
インプラントが最善の方法であると判断した場合、患者さまに対し治療のメリットデメリット、また、他の選択肢、治療費等も提示し、理解をいただいた上でインプラント治療を決定します。
検査結果により、インプラントを埋入する部分の骨の厚さや深さ、埋入するインプラント体(フィクスチャー)の長さや角度等を検討し、治療計画を立案します。
まず、歯根部分をつくります。局所麻酔の後、歯肉を切開し、(口腔内の検査によって切開しない場合もあります)歯槽骨に穴を開け、チタン製のインプラントを埋入し、歯肉を縫合します。チタン製のインプラントと骨は親和性が高く一体とすることができ、 強度もあるため噛む力に耐えられるしっかりとした土台をつくることができます。
術後は、生活習慣の指導、術部のブラッシング指導等を行います。
術後翌日、検診を行い術部の洗浄を行います。
骨とインプラントが結合するまで出来るだけ負荷を少なくし、感染リスクを最小限にするため、待機期間を設けます。その間はフィクスチャーに仮の蓋をします。(約6〜24週間でインプラントは周囲の骨と完全に結合されます。)
術後1週間後、2週間後、1ヶ月後と、待機期間中は検診と術部洗浄を重ねます。
レントゲン検査によりインプラントが骨と結合したことを確認します。出来上がった土台の上に、支柱となる部分(アバットメント)を連結させます。
アバットメントの形成を行います。その後、型を取り、仮歯を装着します。
アバットメントに新しい歯となる歯冠部分を装着する最終段階です。 材質は天然の歯に近い審美性のセラミックや、前装冠などがあります。
適合、審美性、噛みあわせなどを、再度確認した上で装着します。
インプラントが機能しなくなる(物が噛めなくなる)原因は、『細菌感染』と『咬合せ』と言われており、メンテナンスではこれらのコントロールが重要となります。
沖野歯科医院では、長期的に安定してインプラントを機能させるために、治療後も定期的な検診と口腔内のケアを患者さまにおすすめしています。